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2010年11月4日木曜日

三たび諫めて聴かれざれば

史記の一節で、なんか感じるところがあったのでメモφ(.. )


父子は骨肉あり、
而して臣主は義を以て属す。

故に父に過ちあり、
子三たび諫めて聴かれざれば、
随(したが)いてこれに号(さけ)ぶ。

人臣三たび諫めて聴かれざれば、
その義以て去るべし。
(宋微子世家)


「…その義以て去るべし」
去れるものなら、今すぐにでも!
と思わない日はない今日この頃です(-ω-)

2009年8月8日土曜日

論語ノススメ(4)

少年少女の間での友達同士のつながりが希薄になっているというか、以前とは異質のものに変わってきているという新聞記事を読んで、ここでも論語を基本とした教育が大事なんじゃないかなぁと感じました。

友とすべき人はどういう人か、論語は語っています。

(原文)
孔子曰、益者三友。損者三友。
友直、友諒、友多聞益矣。
友便辟、友善柔、友便佞損矣。

(書き下し文)
孔子曰く、益する者に三友あり。損する者に三友あり。
直(なお)きを友とし、諒(まこと)あるを友とし、多聞を友とするは益なり。
便辟(べんぺき)を友とし、善柔(ぜんじゅう)を友とし、便佞(べんねい)を友とするは損なり。


自分なりの解釈:
正直である、誠実である、博識である。そういう人を友人とすれば自分の為になる。
逆に、上っ面だけ良い、内心に誠意がないのにあるように振舞う、口先だけ達者で中身がない、そういう人は友人にしていてもいつか自分を害する。
「益者三友」を友人としてもつことを心がけて人間関係を構築し、いつしか自分も人から見て「益者」になれるように努めなさい。



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論語ノススメ(1)
論語ノススメ(2)
論語ノススメ(3)

2008年11月16日日曜日

論語のススメ(3)

最近よくニュースに流れる「イライラしてたからやりました」「誰でもいいから殺したかった」的な青少年による凶悪犯罪。マスメディアによる単なる強調で、昔からあったのかもしれないし、実際は数として戦後直後からは大幅に少年犯罪は減っているのだけれども、凄惨な事件は増えている印象は否めない。

これって何が原因なのかな、と日頃から考えていたけど、『論語』がその答えの一端を示してくれた。次の一節はとても心に残る。
(原文)
有子曰、其為人也孝弟、而好犯上者鮮矣。
不好犯上、而好作乱者、未之有也。
君子務本。本立而道生。
孝弟也者其為仁之本与。

(書き下し文)
有子曰く、其の人と為りや孝弟にして、
上を犯すを好むものは鮮(すく)なし。
上を犯すを好まずして、乱を作すを好むものは、
未だ之れ有らざるなり。
君子は本(もと)を務む。本立ちて道生ず。
孝弟は其れ仁の本為るか。

「孝弟」の「孝」は祖先と父母に対する尊敬や愛、「弟」は「悌」と同じで年長者に対する尊敬と配慮。
「鮮なし」=少なしで、つまり最初の二文は、孝弟を大切にして成長した人で反逆を企てる人は少ないし、反逆を好まないのに犯罪を犯すのを好む人はこれまでにいないということ。
後の三文は、君子(=あるべき人の姿)は仁(思いやり)の本質である孝弟を実践する人だ、ということ。

『論語』は道徳を身につけた人を君子として、全体を通して道徳の大切さを説いている。

いままで道徳を身につける具体的な方法というか手順って、なかなかイメージできなかった。小学校の道徳の授業(今はあるのかな?)だって、ただ単にNHKの道徳の番組を見たり、事例紹介のような教科書を朗読したり。

でも、道徳教育が家庭から始まっていることに、次の一節を読んで気づかされた。
(原文)
子曰、弟子入則孝、出則悌。
謹而信、汎愛衆而親仁。
行有余力、則以学文。

(書き下し文)
子曰く、弟子入りては則ち孝、出でては則ち悌たれ。謹みて信、汎(ひろ)く衆を愛して仁に親(ちか)づけ。行いて余力あらば、則ち以って文を学べ。

「弟子」は、ここでは勉強が必要な若い人の意味。「入則孝、出則悌」は家庭に入っては親を尊敬して愛し、社会に出たときは目上の人を敬いなさいということ。
「謹而信」はパフォーマンスばっかり派手にしないで言ったことと為すことを一致させて人の信用を得ること。
「汎愛衆而親仁」はキリスト教の「隣人を愛せよ」的な、万人に対して愛を以って接しなさいということ。
「行有余力~」で、以上のことが出来てから、余力で学問をしなさいと言っている。

言葉の順序は、習得の順序でもある。
最初に「弟子入則孝」があるのだから、家庭教育で子供が親を尊敬するようにすることが第一歩。尊敬していれば子が親に手を上げる、ひいては殺すなんて可能性は低くなる。
子供にとって家庭の外に出て最初の目上の人は幼稚園や学校の先生じゃなかろうか。「出則悌」は第2段階として目上の人=学校の先生を尊敬するようにしなければいけないのだから、親がまずその手本を見せなければ、子供はマネしないだろう。まぁ、最近は尊敬に値しないどうしようもない先生も増えてるみたいだけど。

また、学問が道徳教育より後まわしになっているのがミソ。
今の教育は、なんでもかんでも小さい頃から勉学を詰め込んで、道徳教育は置き去り。
でもそれじゃあ立派な社会人になりませんよ、って先の一節と合わせて考えるとそう言っているように感じた。



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論語ノススメ(1)
論語ノススメ(2)

2008年11月9日日曜日

論語ノススメ(2)

論語はそもそも孔子の孫弟子あたりが編集したもので、だから「子曰く(先生の言うことには)」で始まるのだそうです。てっきり孔子が書いたものだと思ってたけど。

孔子のところに集まってきたお弟子さんたちは今で言う官僚を目指している人が多かったのだそう。だから内容がわりとそういう人向けの言葉が多い。

そののなかに、ぜひ今の日本の政治家・官僚に聞かせたい言葉があった。


(原文)
子曰、道千乗之国、
敬事而信、節用而愛人、使民以時。

(書き下し文)
子曰く、千乗の国を道くには、
事を敬して信、用を節して人を愛し、
民を使うに時を以ってす。


「千乗の国」は大きな国。
「事を敬して信(しん)」とは事務を丁寧・慎重に行って国民の信頼を得よ、ということ。
「用を節して人を愛し」は節約を心がけて国民の生活を豊かにしなよ、ということです。

マッサージチェアなんか買ってる場合じゃありません。今日の新聞でも、政府の不正処理1200億円余りが明らかになった。
孔子は上記の言葉を実践し、実際に1年で受け持った領地の生活を向上させたというのだから、まず公務員試験に論語を必須科目にしたらどうか? マジで。
そりゃ、こんな状態じゃ増税は納得されんべな。

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論語ノススメ(1)

2008年11月6日木曜日

論語ノススメ(1)

突然ですが『論語』を読み始めました。
きっかけは、三国演義を読んでいて、もっと深く中国古典にハマってみようかと思ったから。

中学か高校ぐらいに古典の授業で論語の一節を習ったような気がするけど、てんで覚えてない。論語がどんな書物なのかも知らない。なんとなくだけど儒教のバイブルってことだけは認識している。

で、手に取ったのは
ビギナーズ・クラシックス中国の古典 論語
(加地伸行著/角川文庫)

アマゾンのブックレビューを参考に決めました。

以後、ちょっとずつ感想を展開していきます。

2008年10月9日木曜日

モジャモギ本

最近のマイブームは、毎週火曜日10時からNHKでやってる『プロフェッショナル 仕事の流儀』を見ること。
毎回様々な職業の達人たちが一人ゲストで登場し、苦難の職業人生や成功を導いた仕事へのポリシーを語るドキュメンタリー番組。

その司会者・茂木健一郎の著書『脳を活かす仕事術』を、毎日行き帰り電車で読み進めていたが、ついに読み終えた。内容はわりとスッと頭にというか身体に入ってきた。

前出の番組で取り上げられた達人たちの仕事の仕方を例にあげて、脳の働きとその性質を利用した仕事術を紹介してくれているので、番組ファンの自分にはとても説得力があった。


本書で、ヒトが理想と現状のギャップに悩むメカニズムがわかって、とてもスッキリした。

また、昔から案ずるよりも産むが易しというけど、完璧を目指してなかなかアウトプットを出さないよりも、質の低いアウトプットをさっさと出して評価を受けたほうが早く成長できるという説も納得。


それから、自分が高いパフォーマンスを発揮するときのパターンを覚えておいて、仕事の際にそのパターンを儀式化しておくといいらしい。
これって「験を担ぐ」ってことかな?


いろいろ仕事術本はあるけど、ちょっとは実践してみようと思った本でした。
まずはヘタな図面でもさっさと出して上司にこき下ろされよう♪~( ̄。 ̄)