2008年11月9日日曜日

論語ノススメ(2)

論語はそもそも孔子の孫弟子あたりが編集したもので、だから「子曰く(先生の言うことには)」で始まるのだそうです。てっきり孔子が書いたものだと思ってたけど。

孔子のところに集まってきたお弟子さんたちは今で言う官僚を目指している人が多かったのだそう。だから内容がわりとそういう人向けの言葉が多い。

そののなかに、ぜひ今の日本の政治家・官僚に聞かせたい言葉があった。


(原文)
子曰、道千乗之国、
敬事而信、節用而愛人、使民以時。

(書き下し文)
子曰く、千乗の国を道くには、
事を敬して信、用を節して人を愛し、
民を使うに時を以ってす。


「千乗の国」は大きな国。
「事を敬して信(しん)」とは事務を丁寧・慎重に行って国民の信頼を得よ、ということ。
「用を節して人を愛し」は節約を心がけて国民の生活を豊かにしなよ、ということです。

マッサージチェアなんか買ってる場合じゃありません。今日の新聞でも、政府の不正処理1200億円余りが明らかになった。
孔子は上記の言葉を実践し、実際に1年で受け持った領地の生活を向上させたというのだから、まず公務員試験に論語を必須科目にしたらどうか? マジで。
そりゃ、こんな状態じゃ増税は納得されんべな。

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論語ノススメ(1)

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

昔の人は良いことを言ったものだ。
なぜ実践されないのだろうか。
増税で暮らしが良くなればいいのだが、今の役人にやらすのは大反対だ。

えふ さんのコメント...

論語は真理をついてますよ、ホント。
今の役人にぜひ一読願いたいです。