2008年11月17日月曜日

下がる下がる日本の平等

日本の「男女平等指数」は98位に後退 世界経済フォーラム

2008-11-12 日本経済新聞--
世界経済フォーラムは12日、世界各国の男女平等の度合いを指数化した「ジェンダー・ギャップ指数」の2008年版を発表した。日本の総合順位は前年より7つ下がり、98位に後退。


男女平等には程遠い日本。
もっと男性が家庭での役割を大きく負担し、女性がフルタイム働けるようにならないと、ずっとこの調子だろうね。

今の30代以下の男は、周りをみても結構家庭的。それでも奥さんがフルタイムで働いている人は少ない。奥さんがフルタイムで旦那がパートタイムなんて家庭は皆無。
それもそのはず、女性に子供ができたら残業・休出なんてできないし、残業できなきゃ、パフォーマンスが悪いとみなされる(本当はその逆なんだけど)。評価が低いと給料が安くなるから、世帯収入を最大限にしようと思うと女性が仕事を一旦はあきらめて、男がフルタイムで働くようになる。

まず、残業を是とする会社社会が否定されるべき。
残業は社会悪・犯罪に等しいとして認識されないと、残業ができない人が社会的に弱くなる。
残業を否定する風土が醸成されるまでは「残業罪」を制定すべきだろう。もちろん残業させた管理監督者側の責任を問うものとして。
そこまでやらなくても、まずはじめに総残業時間を公表させて、残業の少ないまたはゼロの企業に資格を与えて優先取引させる、環境ISO的に似た制度を導入したらどうか。その資格を銀行の融資や投資の基準にしたり。省官庁や大企業がやりはじめれば、地方自治体や中小企業にも波及していく。

労働可能な時間が平等になれば、賃金格差も埋まってくる。後は子育て後の女性の社会復帰を応援するシステムの充実だな。今でも民間サービスではあるけど、限定的。ここは雇用保険から補助金を出してでもそのシステムの導入を促すべきだろう。

そこまでできれば男女差なんて埋まるんじゃない?

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

そうだそうだ。残業反対。やっても残業代が出ないのでもっと反対。

日本人の残業は、他人に厳しい態度を改めないと駄目。すぐ対応してくれるサービスに慣れすぎて、対応してくれないとむくれるお子様が多すぎる。
不良ゼロを目指すのではなく、ある程度の不良率を見込むべき。運悪く不良品に合った人は、運が悪かったとあきらめる覚悟が必要。
明日でよい仕事は明日にしよう。

えふ さんのコメント...

> YAKIさん

> 残業代が出ないのでもっと反対
...切実ですね(-_-;

サービス残業がいちばんタチが悪い。
これによって多くの雇用機会と富の再配分が失われているハズ。
働いている人は賃金をもらえず、働きたい人は職をもらえず、内需が盛り上がらないのは当たり前です。余計にモノが売れなくて、結局根性で乗り切ろう的なノリになってしまうこの悪循環。
デフレ・スパイラルじゃなくて無償奉仕無限地獄です(;´д`)