2010年8月25日水曜日

夏休み山陰旅行【番外編】

今回の旅行は、現地でレンタカーを借り、周遊しました。

借りた車種はホンダ・フィット。
小さい車のわりに乗り心地がよく、長時間の運転でもさほど疲れませんでした。

燃費もよく、山道が多かったわりにはリッター17km台は優秀です。


ただ、不満だったのはカーナビ。
地図が最新でなく、山陰道は斐川ICから出雲ICまでがつながっていないことになっていて、また、宍道湖周辺は新しい道路が多くて、かなり迷いました。

また、 要らないところで案内を丁寧にするくせに(たとえば「この先カーブが続きます」とか…そんなん見りゃわかるヨw)わかりにくい分岐点などの肝心なところで全く黙ってしまうなど、ナビゲーションの出来がイマイチ (ちなみにこのナビはエクリプス)。

我が家の車にはナビがついてませんが、まだ当分ナビは要らないし、もし買うとしても慎重に選ぼうと考えさせられた旅行なのでした。

2010年8月24日火曜日

夏休み山陰旅行【4】

最終日は鳥取砂丘にいきました。

玉造温泉から車で約3時間、途中「因幡の白兎」伝説のある浜にも寄って、11時過ぎに砂丘に着きました。
思ってた以上に広大で、炎暑も手伝って砂漠に来た気分。
小高い砂の丘があり、まさに砂丘。

トレッキングシューズで行って正解。
靴の中は砂だらけになってしまったけど、サンダルなんかで行ったら火傷しちまう( ノД`)ヾ

ほんとうはラクダに乗れればと思っていたけれど、あまりの暑さとなんだかんだ時間がなくなってしまったので諦め、30分ほどで撤退。


帰りは本当に時間がなくなり、予定の15時ギリギリに空港でレンタカーを返却。
ほとんど休む間もなく帰りの飛行機に乗ったのでありました。


3週間経った今思い出すと、もうだいぶ前の話のようで懐かしい感すらあります。
いい思い出づくりが出来ました(*´∀`)



余談ですが、今回の旅で高速料金の無料化実験の恩恵にあずかりました。
実験区間のない首都圏では縁のない政策ですが、こんなところで利益を受けるとは思いませんでした。
出雲→松江→鳥取と、山陰を車でウロチョロしたので、ETCじゃなくてもタダになるのは助った(ただ、実験なのでチケットをいちいち受け渡しするのが面倒でしたが)
ただ、山陰の高速道路はブツギレになっているのが気になるところ。やたらと高速道路を建設するのは反対だが、ここまで作ったのなら最後まで作ったら、と思う今日この頃なのでした。

2010年8月23日月曜日

夏休み山陰旅行【3】

山陰旅行の二日目は、まずは立久恵(たちくえ)峡の観光からスタート。
木陰が多いとはいえ、炎天下を歩いたので朝から汗で服がびっちょり(;´Д`)

次に須佐神社に参詣。
海岸からかなり離れた山中にあるこの神社の境内には、海とつながっているという「塩井」がありました。
ほんとうに潮水なのか確かめるために柄杓を手に取ろうとしたその時…
脇に挟んでいたハンドタオルがおもいっきり井戸水に浸かってしまいましたΣ(´Д`;)

 さらに替えのタオルを差し出そうとした奥ちゃんも、そのタオルを井戸水に落としてしまいました( ノД`)ヾ

しかも結局、水は塩っぱくなかった_| ̄|○

なんとも不思議な(?)力のある井戸なのでしたw


これから暫く神社巡りが続きます。
次いで訪れたのは八重垣神社。
こちらも出雲大社同様に縁結びのご利益がある神社で、参詣者には若い女性が多かったです。

この神社には婚期を占える池があります。
既婚者の身ですが、夫婦で「確認の意味で」チャレンジしました。

神社の事務所で占いの紙を手に入れ、境内の外にあるその池に向かうと、カップルや女性で賑わってました。

占いのやり方は簡単;さっき手に入れた紙の上に自前のコインを載せ、そっと池の水面に浮かべます。
紙が早く沈むと早婚、30分以上沈まないと晩婚。
また、近くで沈むと近縁、遠くで沈むと遠縁です。

周りの人たちを見ているとかなり長い間沈んでない人もいました。

自分も早速やってみようと二つ折りにした紙に10円玉を挟んで水面に置くと…あら不思議、コインが載ってない(;´Д`)
どうやら水面に置く前にコインだけ落ちてしまった模様…
「カメラ片手にやるからだ」と奥ちゃんに怒られ、しかたなく追加のコインを置くとその勢いであっけなく沈んでしまいました。

ふつうに紙とコインを浮かべた奥ちゃんのほうも、 あっけなく1分もしないうちに沈没。
やっぱり既婚者だからなのでしょうかw


神社巡りのシメは神魂(かもす)神社。
こちらは人っ気のない神社でしたがヒグラシの鳴き声がすごいこと!!
捕まえ放題です。


神社巡りが終わって、午後は松江城を訪れました。

予定では城下の武家屋敷を見て回るつもりでしたが、この日は猛烈に暑く朝から歩き回っていたのでそんな元気もなく、 予定よりも1時間遅れの行動でもあったことから、松江城の天守閣を見て城のまわりを一周して宿に向かいました。

この日の宿は玉造温泉「佳翠苑」。
一泊目と違い、ここは大きな宿でした。
夕飯は6時から7時の間で開始という説明だったけど、宍道湖の夕日が見たいがためにわがままを言って7時45分に遅らせてもらいました。

そして部屋に荷物を置くなり、車で宍道湖に。


日没までまだ1時間ほどあったので、宍道湖の湖畔に建つ県立美術館の「12羽のうさぎ」を見にいきました。

12羽のうちのある一羽にシジミをお供えすると幸運がもたらされるそうです。
12羽のうさぎ:実は一羽のうさぎの一連の動きを12コマに分けて描写したもの
そして無事にその一羽をみつけ、朝の味噌汁に入ってたシジミの殻をお供え。

しかし、みんながシジミをお供えするので、この一羽はちょっと汚らしいですね(-公-)


そして、いよいよこの日のクライマックス。
運良くこの日は快晴で、宍道湖の夕日はとてもきれいでした。


さぁ、最終日はいよいよ鳥取砂丘です。
この話はまた次回。

2010年8月22日日曜日

夏休み山陰旅行【2】

さて、いよいよ出雲大社の境内に突入です。

ここでちょっと驚いたのが、鳥居をくぐって現れたいきなりの下り坂Σ(゜ロ゜

普通、神社は山の上にあるイメージなので下り坂から始まるのは初めてでした。
しかもけっこうキツイ勾配(;´Д`)
猛暑の中、広い境内をめぐって帰りはここを登るのかと思うと、行く前からやや疲れ顔になりました。

銅製の鳥居をくぐると御仮殿が現れ、ここで参拝。
主祭神のオオクニヌシは縁結びの神様だけあって、自分たちの前に参拝していた若い女性二人は熱心に拝んでいた。
熱心すぎて、隣の列が二人、三人と交代するのにいっこうに終わる気配がなく…
致しかたなく隣の列で参拝しました( ノД`)ヾ

残念ながら参詣した時はちょうど屋根の葺き替え工事中でして、八足門から先の本殿は見られませんでした(後で知ったが、工事中でなくても八足門から先は立ち入り禁止なのだそうだ)


戻りがけに神楽殿に寄り、有名な大注連縄を発見。

参拝前は本殿にあるものだと思っていましたが、こっちにあったんですねぇ。
神楽殿の近くに駐車場があるので、車で来る人は神楽殿を本殿と勘違いして、本殿に寄らずに帰ってしまうそうです。

大注連縄の下では若者たちが一生懸命に小銭を注連縄に向かって投げつけてました(迷信かなにか?)


大社を出ると、古代の出雲大社を再現した模型が展示されている資料館があったので寄ってみました。
しばらく巨大な1/10スケールの模型を眺めていると、資料館員が話しかけてきました。
この人の話がなかなか面白かった;
  • 太古の巨大木造神殿は48mの柱の深さから建築学的に「ありえない」らしいが、実在したほうがロマンがあるから実在したことにしているとか、
  • 葺き替え工事のために神様が一時的に御仮殿に居る今こそ、実は近い距離で神様にお願いできるチャンスなのだとか、
  • さらに、さっき神楽殿で見た大注連縄に向かって小銭を投げるのは、神様に向かって銭を投げつけることになるから逆にご利益から遠ざかる行為なんだとか。
ちょっと皮肉っぽく話すこの資料館員が出雲大社で一番インパクトがあったかもしれない(*´∀`)


大社の次は稲佐浜に行く予定だったけど、駐車場でサービス券をもらったので「島根ワイナリー」に立ち寄ることにしました。
知らなかったけど、島根はデラフェアをはじめとするブドウが名産なのだそうです。

ここで早くもお土産の選定。
運転があるのでワインを試飲はできず、代わりに下戸な奥ちゃんがすることに…
試飲は有料だったけど、試飲とは名ばかりの量を注がれ驚く。
さらに、払ったのは1杯分の料金なのに他のワインも飲ませてくれました。
おかげでちゃんと好みのワインを選定できたものの、奥ちゃんはヘロヘロに(●´I`●)

ワイナリーをあとにし、稲佐浜を通って向かうは日御碕神社。
ところが途中の道が箱根並の険しい山道で、ただでさえ車酔いに弱い奥ちゃんがお酒も加わって最悪な状態になりそうでした。
奥ちゃんには眠っていただいて、後続車を気にしない慎重な走りでなんとか切り抜け、人気のない神社にたどり着いたのでした。
社殿は、日光東照宮と同じく徳川家光によって建てられたため、どことなくデザインに共通しているものがあります。
カラフルで、至る所に動物の彫刻が施されています。
日御碕神社・日没の宮にあしらわれた豹がかわいい

初日の観光はここまでで、この日は湯の川温泉の宿「草菴」に宿泊。
古民家に西洋骨董家具をあしらったしっぽりとした宿で、4タイプの貸切風呂が楽しめます。
料理もヘルシーなメニューが中心で、カップルや女性に人気なのがわかりました。
機会があったら、またぜひ泊まりたい宿でした。


さて、翌日はまだまだ島根観光…続きは次回に。

2010年8月21日土曜日

夏休み山陰旅行【1】

今年の夏休みは2泊3日で山陰に行ってきました。
山陰地方はめぼしいツアーがなく、我が家お得意の宿と飛行機だけ取ってのフリーツアー。
自分自身は旅行計画が苦手なのものの、奥ちゃんがベースを作ってくれて、口を挟む程度で好みの旅行に仕上がりました。

さて、米子空港でレンタカーを借り、初日に訪れたのは境港の水木しげるロード。
こちらは、折しも「ゲゲゲの女房」効果でけっこう観光客で賑わっておりました。

ロードのトイレ案内はこんなオシャレ(´∀`)

一筋の通りの両脇に妖怪をはじめとする水木キャラクターたちが並び、いちいち写真を撮っていたら、奥ちゃんに「全部撮るの?」と半ば呆れ顔で言われたので気になったヤツだけ撮ってきました。
気になるヤツ、妖怪「いそがし」の像

この「いそがし」という妖怪はこの旅行の翌週に放送された「ゲゲゲの女房」で出てきましたが、この像を寄贈した人が奥ちゃんの同業者で…
これもまた偶然にも旅行直後のセミナーで寄贈者本人に会ったというではありませんか。
おかげで、ほんとに印象深いヤツになりました。

水木しげるロードを去って車で約1時間半ほど、待望の出雲大社に着きました。
大社に寄る前、途中に今は廃駅となった旧大社駅の大正時代の駅舎を堪能。この頃の建物は和洋折衷でとても好きです。

出雲大社の参道に入る手前で駐車して、境内に入る前に腹ごしらえ。
出雲といえば「出雲そば」。大社近くの蕎麦店「荒木屋」さんに入りました。
二~四段に重ねられたせいろの上段からダシをかけて食べ、残ったダシをその下段の蕎麦にかけていく独特の食べ方が面白かったし、東日本のものより少し甘めのダシが美味しかった。
でも、さすがに四段は途中でお腹いっぱいになり、苦しくなりました。


満腹になって、いよいよ大社の境内へ突入…ですが、長くなったので続きは次回。