2010年12月17日金曜日

どとうの師走

ほんと、ここ二週間は仕事がキツかったッス(≧ω≦)
今日になって久しぶりに業務週報をつけたら、12月に入ってから一日12時間以上の労働がほぼ毎日のように続いていたのに驚きました。
この前の土日も出勤だったし…いや、その前の土曜日もだったっけな(´Д`)
しかも設計のためにずっと頭を使いっぱなしだから、帰ってもなかなかスイッチが切れず、リラックスできなかったからホトホト疲れました。
過労死する人ってこういう生活を半年以上続けるんでしょう。
そりゃ死ぬわって感じです。

こんなに身を粉にして働いたのは久しぶり、というか社会人になってから初めてかもしれません。
前に、ヨーロッパ人の同僚になぜ日本人は残業するのか訊かれました。
その時はうまく説明できなかったのを覚えています。
サービス残業なんて、彼らにとってみればバンザイ・アタックと同じぐらいに信じられないことなんでしょうか。
ついぞ最近まで『会社の為になると思い込んだワーカホーリックな人のする行為』と考えていましたが、残業廃絶主義の自分がここまでやるならば個人とは別のところに原因がありそうです。

一つは会社の給与システム。
残業すればするほどお金がもらえるようでは誰も残業を止めようとは思いませんね。
今勤めてる会社なんか酷くて、効率悪く仕事すればするだけ会社の利益が増える仕組みです。
常識的に考えて永くは続かない会社。現に、若手のモチベーションは非常に低くなっています。
でも、支払われる残業代の上限額が決まってるにもかかわらずそれを上回るような残業をするときは、原因はそれだけではないようです。
思うに、仕事の進め方に対する評価がそうさせているのでしょうね。

多くの日本企業においては部下の残業の多寡は上司の管理責任外。
それよりも計画した人的・時間的リソースをオーバーしないようにすることに上司の評価の重きがおかれ、部下が死にそうになっても滅多なことでは計画変更に応じてはくれません。
つまり、部下がいくら残業してタスクをこなそうとも上司の評価は落ちない一方で、上司もその部下も残業してでも計画達成すれば評価が高くなるのです。

評価をいっさい気にしなければ残業なんのそのなのですが、やっぱり自分の意見が通りやすい環境を調えていくためには気にせざるをえないようです。

残業を無くすには会社全体の意識改革をするか、個人が前線を離脱するしかなさそうです。
どちらも至難の業。
組織に属さないのが一番手っ取り早いのかもしれません。