大学の専攻は熱力学だったが卒業後は機構設計一筋なのでほとんど使いモノにならないので、普段仕事で使っている基礎材料力学を選択するつもりだ。
教材は社会人になってから手にとった「図解でわかるはじめての材料力学」(有光隆著、技術評論社)。
この本、初学者向けで分かりやすく、それでもって割と基本的なことはほとんど押さえているので気に入って仕事でもたまに参照している。
しかしながら、いつもツマミ読みなので第1ページから見ることはしてなかったが、なかなかどうして改めてちゃんと読んでみると知らなかったことが多い。
今まで学生時代も含めて基本を押さえてなかったということに気づき、どうりでいつも理解が悪いと思った。
特に目からウロコだったのは、材料力学は力学(高校物理であつかうやつ)とは力や変位のベクトルについて正負符号の扱いが違うということ。
これが分かってなくて、大学のときも符号の取り方で混乱してなかなか理解が進まなかったのだ。
それから、応力・ひずみはテンソル量だということ。図示するときはベクトル量的な表しかたをしていたので誤解していた。
また、材料力学は弾性力学から昇華した学問だという。てっきり材料力学の発展型が弾性力学だと思っていた。
選択科目試験自体は面倒くさいが、大学を卒業してしまうとなかなか腰を据えて勉強しようとは思わないので、これはこれで良い機会だと思った今日この頃なのである。
やっぱり学生時代は良本で勉強すべき、ですな。
2 件のコメント:
学生時代って時間はあるはずだし、時間をかけて学んでいるはずなのに、わかってないよね……、一部のちゃんとした学生君以外は。
いい機会だね。
私もちゃんと教科書を最初から読んだことない。ちゃんと勉強しなくちゃ!
3週間頑張ってね。
ほっといてあげるから。
> 学生時代って時間はあるはずだし、時間をかけて学んでいるはずなのに、わかってないよね…
はい、ワタシも例外でなくそうでした。
当時はわかってなかった( ノД`)ヾ
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