2010年6月23日水曜日

日本人の怪しいニホンゴ

新卒クンからメールで毎日のように配信されてくるレポートを見て、そのエキサイト翻訳的なニホンゴに先行きの不安を感じた。

ビジネス文書の書き方とか報告書の書き方がなってないとか、そういうマナー的な話ではなく、文法がおかしかったり、誤字が多かったり、敬語・ですます調・である調が混在してたり、という具合。

彼の教育係なので、この怪しいニホンゴに対するクレームは当然のごとく自分に集まってくる( ノД`)ヾ

どうやら当面は日本語教育からやらなければならないようだ。


自分が学生のころ、国語は得意なほうだったから、社会人になってから自分の日本語についてあれこれ先輩方から指摘されたことはない。もちろん、内容的なものだったりマナー的なものはあるけど。
特別な努力をして身につけた分野ではないので、彼にどうやったら日本語文章がうまく書けるようになるのかという適切なアドバイスが難しい。


ウチの奥ちゃんも以前(現在も?)同じような悩みを抱えていた。
たまに文章の添削を頼まれたりするが、最近は格段に上手くなったと思う。たぶん自分より文章の構成とか良いんじゃないかな。

彼女自身も会社で指摘されたこともあって、ずっと意識していたし、本とかで勉強してそれなりの努力をしていたから、その成果だと思う。

論文試験対策にも通じることだけど、ここでも「書き馴れ」が重要なのではないか。
体系的な日本語教育は受けてきているわけだし、今さら助動詞がどうのとか謙譲語がどうのとか言われてもピンとこないだろう。

とにかく書く。

書いたら他人に添削をお願いする。

自分の書いた文章が赤色に染まっていくのは苦痛だろうけど、これを通らないとやっぱり上手くなるのは難しいのじゃないだろうか。
教える側も、どんなに最初は唖然とするレベルでも根気よく指摘してやることが重要だろう。


というわけで、しばらくは赤ペン先生になるのである。

2 件のコメント:

くまぬき さんのコメント...

いつもお世話になってます、赤ペン先生。

私も現在進行形で勉強中。
いろんな本も読んだけど、やっぱり
・書く機会を作る
・それを客観的に評価してもらう
・よい文章をたくさん読む、真似する
ではないだろうか。

新人君にアドバイスをするとしたら、ベタだけど、
「自分の書いたものを(数分でもいいから)時間をおいて客観的に読み直そう!」

赤ペン先生にアドバイスするとしたら、
「ただでさえ書いた本人は自信ないので、励ましつつ、温かい気持ちで最初は見てあげて。」かな。
(本人はたくさん修正されるとかなり凹むから)

えふ さんのコメント...

いつもコメントありがとうございます、くまぬきさん。

>「自分の書いたものを(数分でもいいから)時間をおいて客観的に読み直そう!」

もうそのアドバイスは使っちゃった(´∀`)
音読しろ、とまで付けて。