2009年8月8日土曜日

論語ノススメ(4)

少年少女の間での友達同士のつながりが希薄になっているというか、以前とは異質のものに変わってきているという新聞記事を読んで、ここでも論語を基本とした教育が大事なんじゃないかなぁと感じました。

友とすべき人はどういう人か、論語は語っています。

(原文)
孔子曰、益者三友。損者三友。
友直、友諒、友多聞益矣。
友便辟、友善柔、友便佞損矣。

(書き下し文)
孔子曰く、益する者に三友あり。損する者に三友あり。
直(なお)きを友とし、諒(まこと)あるを友とし、多聞を友とするは益なり。
便辟(べんぺき)を友とし、善柔(ぜんじゅう)を友とし、便佞(べんねい)を友とするは損なり。


自分なりの解釈:
正直である、誠実である、博識である。そういう人を友人とすれば自分の為になる。
逆に、上っ面だけ良い、内心に誠意がないのにあるように振舞う、口先だけ達者で中身がない、そういう人は友人にしていてもいつか自分を害する。
「益者三友」を友人としてもつことを心がけて人間関係を構築し、いつしか自分も人から見て「益者」になれるように努めなさい。



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