2008年10月16日木曜日

地球は温暖化、就職は氷河期

日経平均株価が史上2番目の下落率で再び8000円台に突入した。
つい数ヶ月前までは戦後最長の好景気だのなんだのと言っていたのが嘘のよう。

景気が悪くなると気になるのが雇用の問題。
どうやらすでに影響が出ているようだ。

新幹線の中で手に取った読売ウィークリーの記事によると、中途採用市場は大きく求人数を落としているそうだ。
今年1月時点で11.1万人だったのをピークに、9月時点では8万人を切った(;´д`)
たしかに、再就職活動をしていても、2年前に転職活動をしていたときより選択の余地がないといった感じだった。

なかでも第二新卒が厳しいそう。
企業はもうポテンシャル採用はしない、即戦力を求めている。

先日、NHKの番組で「3年でほいほい辞める新卒社員をどうつなぎとめるか」なんていう特集をしていたが、そんな心配もきっとなくなる。これまでと違って辞めたら行き場がなくなるのだから、みんな必死で現職にしがみつくようになるだろう。

第二新卒じゃなくたって、未経験業種・業界への転職は難しい。それは今回肌で感じた。少し大きい企業になるともう、書類で門前払い。箸にも棒にも…といった感じ。


景気が悪化すると、まずは非正規雇用(派遣やバイト)が整理されて、その後、中途→新卒と続くらしい。
新卒も去年までの売り手市場ではもうなくなっていて、大手企業などはかなり数を絞ってくるというハナシ。5、6年ぶりに就職氷河期がやってきた。

思えば自分が大学を卒業した2000年は就職氷河期真っ只中で、やむをえず派遣社員として就職したり、大学院に進学して避難した同期生は多かった。派遣に甘んじてしまった人たちは8年経った今も正社員になれてないヤツは多い。

まぁ、学生の数は減っているし、団塊世代の大量退職もあるから新卒採用は自分らの時代のように悲惨なことにはならないだろう。


とりあえず当面の転職はありえないので関係ないと思うが、零細企業では不景気を乗り切れるか心配なので、いつ荒海に投げ出されてもいいように準備を怠らないようにしたい。

考えてみれば、この夏の解雇も欧米金融危機を発端とするリストラの先駆けだったのかなぁ(-公-)?

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