2008年8月18日月曜日

自己分析(2)

自分が何をしたいのか、どんな仕事に就きたいのか、というのはぼんやり分かっていても、いざ言葉で表そうとするとうまく表現できない。

自己分析の第2ステップは、自分がどんな仕事をしたいのかを自身の経済状況の確認とこれまでの仕事に対する満足・不満足から探っていく作業だ。

どんな仕事がしたいか? (Will)

まず、現在の経済環境を整理する。これはつまり、家計の収入と支出を認識することだ。これによって妥当な希望年収が見えてくる。無謀な年収にこだわったり、生活を支えられないような報酬の案件で妥協してしまわないためのリマインダーになる。
また、求職活動がいつまで続けられるのかを考えるうえでも参考になる。

この作業は、日頃から家計簿や家計のバランスシート(貸借対照表)をつくっておくとすぐに終わる。

若いサラリーマン家庭だとたいがい収入源が給与のみなのでシンプル。共働きならダンナ・嫁さんの給料も合算する。
転職コンサルタント会社D.B.M.のセミナーによると、金融機関からの借入れ可能性や資産売却も収入源として考慮するらしい。失業者の場合は収入がほとんどなくなるから、就職活動が長期戦になる場合はそういう事態も頭に入れておけということだ。

支出は、短期の就職活動や在職中の転職活動なら、ザッと把握していれば大丈夫だと思う。ただ、長期戦になってくると節約もしていかなければならないので、どこが削減ポイントかを明らかにするためには詳細に点検する必要がある。

こういう作業はわりと得意。仕事柄、コスト分析作業をやっているので、家計も同じ要領でやればよい。

よく、レシートをあつめて支出のログだけをつけて家計簿としている人がいるが、ただつけているだけでは家計簿として意味がない。なんでもかんでも雑費になっちゃて、何を減らしたらいいのか不明…なんてことがよくあるが、節約を目的としているのだから、目的を意識して費目を分けなければならない。
節約も、支出の大きい費目から手を着けていくことが肝要。細かいところでチマチマやっていても大きな効果は得られない。


話はそれたが、次は、これまでやってきた仕事の満足点と不満点を書き出す。それぞれについて、次のようなマトリクスを使って要因を書き出す。
実際にやってみると、ことのほかすんなり書き出せなかった。自分用に書いていて誰に見せるわけでもないのに、好きだった会社や職務だと正直に嫌だった点が書き出せなかったり、ぼやけてしまったりする。その逆に、嫌だったことに関しては良い点が見つからなかったりする。なぜ?と言われると「なんとなく…」と答えたくなってくる。そんな自分と2時間くらい格闘して、やっとマトリクスを書き上げた。


さて、これで希望職種の輪郭が見えてきた。
次は、最適な仕事環境について考えよう。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

大変ためになるなー。
転職コンサルタント出来るよ。

えふ さんのコメント...

> YAKIさん

コメントありがとうございます。
ほとんどD.B.M.の受け売りですが(=´Д`=)ゞ