2008年8月14日木曜日

はじめての失業給付手続き


れて退職日を迎え、会社から離職票が送られてきた。

離職票…雇用保険に入ってなかった人や離職jしたことのある人以外は聞き覚えがないと思うが、これは失業給付をもらうためには必須のアイテムなのだ。


職票に同封されていた給付手続きのしおりをしっかり読みながら、手続きの流れを確認する。

まったく知らなかったのだが、失業給付は離職したら無条件でもらえるものではない、ということ。

しっかり再就職活動をしないともらえない。そのためにハローワークに求職申し込みを同時にしなければならない。

また、再就職できる状態じゃないともらえない。たとえば、傷害や出産のために会社を辞めた人などは別の保険(年金や労災保険)でまかなわれる。


業給付は銀行口座に振り込まれるので、予め銀行に口座を作っておく必要がある。しかし、インターネット銀行・外資系銀行は不可。インターネット銀行しか利用していないサイバーな人は要注意だ。

証明写真も2枚必要なのだが、履歴書とかではふつう4cm×3cmなのに、なぜかここでは3cm×2.5cm。就活のために証明写真を500円~700円もかけて用意するんだから、いっそ履歴書とそろえてほしいのだが…お役所の規格はいつもイレギュラーだ。若干、ムカついたがここは4cm×3cmの写真を切りなおして済ませる。わざわざこのために取り直す必要などない。

本人確認用の書類も必要なのだが、これは運転免許証があればOK。しかし、免許を持ってない人は住民基本台帳カード(写真付き)が必要になる。ふつう持ってるかぁ?俺は持ってない。

これも持ってないとなると、ちょっと面倒。次の(1)~(3)のうち2種類が必要になる。

(1)パスポートまたは健保被保険者証
(2)住民票か印鑑証明
(3)国保被保険者証

昨今の若者は免許を取らない人が多いと聞いてるが、そういう人は住民基本台帳カードを作っておくのがベターのようだ。いろいろと証明に使えるから原チャリの免許ぐらいは取っておいたほうがいい。

しおりを読み進めていくと給付額の計算の仕方が記載されていた。ためしに試算してみると直前給与の5割ほどしか支給されないことがわかった。以前、誰かから8割ぐらい給付があると聞いていたので愕然(´Д`)


さて、しおりに従って求職申込書に記入を終え、いざ最寄りのハローワークに乗り込む。行った時は正午過ぎだったが、しばらくいるうちに混んできたので行くタイミングとしては午前中がオススメだ。

まずは求職申し込み手続き。窓口職員の、経歴や職能についての簡単な質問に答えて登録してもらう。これでオレも失業率上昇に貢献。

そして、ハローワークカードという名刺サイズの薄っぺらいバーコードの載った紙をもらう。これが今後ハローワークを利用するに当たって必要になる。

求人検索端末の使い方もここで教わる…といっても「しばらく使ってみてください」と投げ出されただけ。若い奴と見て、省略されたか。タッチペンの操作なので初めてでも直感的にわかる構成。お役所ソフトのワリにはよくできてる。


職申し込みが終わるといよいよ失業給付手続きに入る。別窓口に移って、順番を待つ。偶然に同姓の人がいて、違う呼び出しに「ハイッ!」と元気よく応えてしまった(*´∇`*)

本来は口座の確認のために銀行の通帳かキャッシュカードが必要なのだが、以前に雇用保険から教育訓練給付を受けたときの口座登録があったので必要なかった。

簡単な質問票に回答する。質問内容は受給資格があるかどうかを問うもの。働ける状態かどうかや終業の意思があるかどうかを訊かれる。

ここで「すでに内定をもらっているか」という質問に引っかかった。正直に「はい」と答えたが、内定をもらっていてそこに就職する意思が確定している場合は受給資格がないようだ。それを察して、いちおう「内定はもらっているが、満足していないのでまだ決めていない」と答える。


事、受給資格を認定してもらったが、ここからが実は本番。

受給資格を認定してもらってもすぐに給付があるわけではなく、まずは説明会に出なければならない。しかも日にちは自分で決めることができず、一方的に決められた日時の説明会に出ないと給付開始日が遅れるのだ。

実際の給付開始は給付申し込みをした日から8日後(。この間にバイトやボランティア活動をしてしまうとその働いた日数分だけ受給開始が遅くなる。ヒマだからといって間違っても(無報酬でも)働いてはいけない。

そして、受給開始日から2週間後に設定された失業認定日に三度ハローワークに出向かなければならない。そこからまた4週間置きに設定された認定日にハローワークに通うことになる。認定日もまた自分の都合で設定できない。冠婚葬祭や病気、面接以外は日時変更は認められないという。なんだか、ずいぶん縛りが多い気がする(-_-;


敗したのは、離職票が届いてから給付申し込みまで他用で数日空けてしまったこと。失業給付は、離職日翌日までさかのぼってはもらえないのだ。離職票を受け取ったら、その日のうちにハローワークに乗り込もう。

もうひとつ残念なのは、「再就職手当て」という制度を知らなかったこと。早期に再就職を決めるとボーナスのようなものがもらえるらしい。失業給付の受給資格認定日以前に内定をもらっていてそこに就職を決めると、この制度の対象外となってしまう。

手当て=給付残日数×基本手当日額×30%なので、今月中に決めれば30万円ぐらいにはなるはずなので結構でかい。


うぬー、いろいろ知ってないと損するんですな。勉強になりました。

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