2008年8月19日火曜日

自己分析(3)

自己分析もいよいよ最終段階。
キャリアの振りかえりから、自分にとって最適な仕事環境を探る。

最適な仕事環境とは? (Fit)

まずは簡単な質問に答えて、自分の仕事に対する価値観を見つめなす。
得意なことは?

  • 自分が最も活気がある時/ない時とは?
  • 自分のユニークな部分とは?
  • 同僚・知人からはどんな人だとよく言われるか?
  • 自身の一番好きなところ/嫌いなところは?
  • 気に入った環境で自分ができたらいいなと思うことは?
自分の回答は;

  • 得意なこと→原因を探り当てて、課題を解決する
  • 活気がある時→裁量権の大きい仕事を任されたとき
  • 活気がない時→創造性のない繰り返し作業
  • 他人から受ける評価→思考時間が長い、決断が遅い
  • 好きなところ→楽天的、悪運が強い
  • 嫌いなところ→人付き合いにおいて面倒くさがり
  • できたらいいなと思うこと→新規事業開拓
これまでも同じ様な作業を転職活動のたびにやってきたので、すんなり書けた。


次は、この価値観とこれまでの「できること」「したいこと」を考慮に入れて、最適な仕事環境を分析するための価値基準を、たとえば下記のカテゴリについて書き出す。

  • 業界(同・類似・異業界?…)
  • 地理的条件(勤務地、転居可能性…)
  • 報酬パッケージ(基本給、ボーナス、残業手当…)
  • 福利厚生(社会保険完備、有休、子育て支援…)
  • 会社概要(規模、成長性、利益率…)
  • 職務/目標(スキル発揮、昇進可能性…)
  • 昇進基準(年功序列or成果主義的?…)
  • 会社の文化(社風、組織形態フラットorピラミッド?…)
  • 仕事・ライフスタイル(フレックスタイム、在宅勤務…)
  • 直属上司のタイプ(教師的/助言者的、フィードバック…)
書き出した価値基準をそれぞれ1~10の段階でウェイト付けする。必須事項はM(=MUST)とする。

これらの価値基準とウェイト付けによって、紹介された求人案件を評価していく。そうすることによって、迷わず応募案件と辞退案件の篩い分けや、志望順位ができるようになるという寸法だ。

具体的には、求人案件を各評価基準に照らし合わせて1~10の10段階で評価する。
得られた評点と、その評価基準のウェイトとの掛け算で算出された点数が項目点となる。
そして、1つの求人案件についてのすべての項目点の合計が、その案件の総合評点となる。
各案件で総合評点を算出して比較すれば、順位付けができる。
ウェイトがMの項目は○×で評価し、×の場合は即、却下である。

実際やってみた結果は下記;


手順どおりやれば機械的に志望順位がつくのかと思いきや、評価基準のウェイトのさじ加減次第でどうとでもなる。一発目は自分のイメージとあまりにもかけ離れた順位になってしまったので、ウェイトの見直しや評価基準の追加が必要だった。

求人票を見ただけではピンとこなかった企業も、意外に上位に食い込んだりしてきて、新しい発見があったので、その意味では有用な作業だった。
しかし、時間をかけた割には結局、自分のイメージに合わせ込んでしまうので最適な仕事環境を選べているのかどうかは疑問が残るところだ。

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